歯周病とは

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯の周りの歯茎(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯と歯肉の境目にプラークや歯石が溜まり続けてしまうと、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。
軽度の歯周病の場合は痛みなどの自覚症状はありませんが、進行してしまうと膿が出たり歯が動揺したりしてきます。そして最終的には歯を抜かなければならなくなってしまいます。
ご自身の現在のお口の状態は・・・
一つでも当てはまったら早めの受診をしましょう。
健康な歯はどんな状態?

歯は骨によって支えられていますが、歯肉で覆われているため見た目には歯と歯肉しか見えません。
目に見えないところが大事な部分で歯と歯肉の間には溝(歯肉溝)があり、健康な状態であれば溝は3ミリ以内が理想です。
歯冠
エナメル質という非常に固いもので覆われている歯の頭の部分のことです。透明な白色をしています。歯肉
骨を覆っている歯肉の部分のことです。一般的には歯茎ともいわれ、正常な時は、ピンク色をしています。歯根
歯の根の部分のことです。うすい黄色をしています。骨
歯槽骨と呼ばれ、歯を支えている一番大事な部分です。歯周病の症状

軽度
歯茎に炎症が起こり、「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだ出ないため自覚症状はありませんが、ブラッシング時に出血することがあります。
中度
炎症が深まり、歯周病菌が顎の骨にまで達しています。歯周ポケットは初期段階のときより深くなり、歯はグラグラしはじめます。
重度
顎の骨が半分以上溶けてしまっている状態は重度の歯周病です。歯周ポケットがかなり深くなり、歯のグラつきもひどくなります。歯茎からは膿が出て口臭も伴います。最悪の場合、歯が抜け落ちてしまいます。
重度歯周病に対しての治療方法
骨移植
患者様自身の口腔内から骨・血液を採取し、歯周病により失った骨欠損部位に移植することで失われた骨を再生・回復させる方法です。
GTR法
重度の歯周病において歯茎を切開し、失った骨欠損部位に、吸収性膜(メンブレン)という特殊な膜を設置します。そうすることで、欠損部位に血液をためることができ、歯周組織を回復させます。
エムドゲイン・リグロス
骨移植やGTR法と同じように歯周組織を再生させる治療方法の一つです。
ゲル状の薬剤を歯周組織の再生させる部分に注入して再生スペースを確保する方法です。