差し歯が取れたら何日以内に歯科受診すべき?自分でできる処置と放置のリスク|横浜市平沼の予防歯科なら野中歯科医院
差し歯が取れたら何日以内に歯科受診すべき?自分でできる処置と放置のリスク
差し歯が突然取れてしまった時、すぐに歯科医院へ行けない場合もあるでしょう。
「何日以内なら大丈夫なのか?」「そのまま放置しても平気なのか?」という不安を抱える方に向けて、この記事では歯科受診の適切なタイミングと、取れた差し歯の正しい対処法、放置によるリスクを詳しく解説します。
--目次---------------------------------------
◆差し歯が取れたら何日以内に歯科へ行くべきか?
◆差し歯が取れた時すぐに自分でできる処置
◆取れた差し歯を放置するとどうなる?
◆差し歯が取れてもすぐに受診できない場合の注意点
◆差し歯が取れたら遅くとも3日以内に受診を
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◆差し歯が取れたら何日以内に歯科へ行くべきか?
差し歯が取れたら、可能であれば当日から翌日までに歯科を受診するのが理想的です。
取れた部分が露出したままになると、さまざまなトラブルのリスクが高まるためです。
差し歯が取れてしまった場合、受診の目安は「遅くとも3日以内」が基本です。
しかし、できる限り早めの受診(理想は当日〜翌日)をおすすめします。
なぜ早めの受診が必要なのか?
差し歯が取れると、土台となる歯根がむき出しになります。
この状態が続くと、以下のようなリスクが急激に高まります。
●細菌が侵入して歯根に感染や炎症を引き起こす
●神経が残っている場合、痛みが出ることもある
●土台の歯が脆くなり、再接着できなくなる可能性
●隣の歯が動いてしまい、差し歯の位置がずれて合わなくなることも
見た目に問題がなく、痛みや違和感がない場合でも、内部でトラブルが進行しているケースも少なくありません。
差し歯が取れてからの時間が長くなるほど、再装着が難しくなり、治療も複雑化する可能性があります。
●目安:3日以内に受診
●理想:当日〜翌日の受診が望ましい
「まだ大丈夫かな」と思っていても、見えない部分で問題が起きていることもあります。
できるだけ早く歯科医院にご相談ください。
・治療の選択肢を残すためにも早めの受診を
時間が経つにつれて、差し歯の再装着ができなくなる可能性が高くなります。
土台の状態や差し歯自体の破損が進行する前に対応することで、治療の選択肢も広がります。
次に、差し歯が取れた時に自分でできる応急処置について解説します。
◆差し歯が取れた時すぐに自分でできる処置
歯科医院にすぐ行けない場合でも、自宅でできる応急処置があります。
正しく対応して、悪化を防ぎましょう。
・差し歯は捨てずに保管する
取れた差し歯が破損していなければ、再装着できる可能性があります。
必ず清潔な容器に入れて保管してください。
乾燥を避けることが重要です。
・保管方法は湿潤が基本
差し歯は乾燥に弱いため、保管する際は牛乳または水に浸し、そのまま歯科医院に持参しましょう。
ティッシュで包んだままにすると乾燥が進んでしまいます。
・取れた部分の清掃はやさしく行う
差し歯が取れた部分は、歯根や歯ぐきが露出して非常にデリケートな状態です。
感染や刺激を避けるために、以下のポイントに注意してお手入れしてください。
- ぬるま湯でやさしく口をゆすぐ
強くうがいをすると刺激になることがあるため、軽くゆすぐ程度で十分です。 - やわらかめの歯ブラシで軽く清掃
周囲の歯や露出した部分を、やさしくなでるように磨きましょう。
硬い歯ブラシや強い力でのブラッシングは避けてください。 - 刺激の強い飲食物は控える
熱いもの・冷たいもの・辛いもの・酸味の強いものなどは、しみたり痛みを引き起こす可能性があります。できるだけ控えるようにしましょう。
受診までの間は、できるだけ清潔に、そして刺激を避けることが大切です。
痛みや違和感が出た場合は、我慢せずに早めにご相談ください。
このような応急処置を行っても、差し歯が取れた状態を長時間放置するのは危険です。
次に、放置によるリスクについて説明します。
◆取れた差し歯を放置するとどうなる?
差し歯が取れた状態で放置すると、さまざまな問題が発生する可能性があります。
無症状でも安心せず、早期に対処することが大切です。
・歯根の感染や虫歯が進行する
差し歯が取れて歯根がむき出しのままになると、そこに食べかすや細菌が直接入り込みやすくなります。
差し歯があったときには守られていた部分が無防備になるため、細菌が歯の内部に入り込み、神経にまで感染が広がることがあります。
その結果、歯根が虫歯になったり、根の先に膿がたまるような「根尖病変(こんせんびょうへん)」という病気を引き起こすリスクがあります。
・差し歯の再装着が不可能になることも
時間が経つと、差し歯や土台の変形・破損が進み、再利用が難しくなります。
その場合、差し歯の再製作や、さらに高額な治療が必要になることもあるでしょう。
・噛み合わせや周囲の歯への悪影響
差し歯が無い状態が長引くと、噛み合わせのバランスが崩れたり、隣接する歯が傾いてしまったりすることがあります。
このような状態が続くと、将来的には歯列全体へ影響を及ぼしかねません。
では、どうしてもすぐに受診できない場合、どのように過ごせばよいのでしょうか。
◆差し歯が取れてもすぐに受診できない場合の注意点
やむを得ず歯科医院へ行けない場合、自己管理には十分な注意が必要です。
ここでは、すぐに受診できない時の注意点を見ていきましょう。
・仮の差し歯装着は慎重に
差し歯が取れてすぐに受診できない場合、市販の歯科用仮着材を使って一時的に差し歯を固定する方法もあります。
ただし、これはあくまで応急処置であり、長期間の使用には適していません。
仮に装着しても、硬いものを噛まないようにする、できるだけその歯を使わないようにするなど、歯根や歯ぐきに負担をかけないよう注意が必要です。
無理に噛んでしまうと、歯根にヒビが入ったり、歯ぐきが炎症を起こすこともあります。
なるべく早めに歯科医院を受診し、正しい処置を受けてください。
・食事はやわらかいものを選ぶ
硬いもの、熱いもの、粘着性のあるものは避け、差し歯が取れた側では噛まないようにしましょう。
食事中の不注意による二次的なトラブルも避けられます。
・痛みや腫れが出たら即受診を
軽度の違和感であっても、痛みや腫れ、膿のような分泌が見られた場合は、感染の兆候です。
可能な限り早急に歯科医院を受診してください。
◆差し歯が取れたら早めに受診を
差し歯が取れた場合は、できるだけ当日~翌日以内に歯科を受診しましょう。
遅くとも3日以内に対応することが、再接着や歯の健康を守るための目安となります。
放置によって再治療が複雑になるリスクもあるため、応急処置と早期受診を心がけましょう。
横浜駅・高島町駅・平沼橋駅近辺で歯医者をお探しの方は、神奈川県横浜市平沼の野中歯科医院へご相談ください。
記事の監修
野中歯科医院 院長 : 野中 哲雄
東北大学を卒業後、九森歯科医院での勤務を経て、1996年に横浜市西区にて野中歯科医院を開院。
依頼、地域に根ざした診療を続けている。
横浜市立小学校では20年以上にわたり、子どもたちに姿勢や歯並びの大切さを伝える活動にも力を注いでいる。
・横浜歯科臨床座談会 会員
